そもそも賃貸物件探すときのポイントって?【③】
そもそも賃貸物件探すときのポイントって?【③】
前回は建物の構造特性について紹介しました。
今回は、賃貸物件の選び方について紹介します。
賃貸選びの前段階で構造と構造特性について紹介しました。
それらを踏まえた上で、ポイントになるのが、自分の優先度を決める事になります。
・間取り
・方角
・付属設備+α
・利便性
・家賃
大きなポイントで挙げると、5項目になります。
この中の、間取りについて今回は大きなポイントを紹介します。
ワンルーム、1K、1DK、1LDKと部屋の数が増えていきますが、大学生、社会人の1人暮らしで快適さを求めるなら1K以上がおすすめです。
ワンルームの場合、部屋の中間にアコーディオンカーテンなどで間仕切りができるタイプがあります。仕切りがあると冷暖房費用は節約できるので、ワンルームを選ぶ際は視野に入れましょう。
1Kタイプはキッチンと部屋の間に間仕切りがあり、部屋として、落ち着きのある空間になります。1DK,1LDKは部屋のサイズが大きくなります。家賃も上がるので、1Kの次に選択肢に入ります。
よくある間取りを紹介します。
キッチン2畳~3畳、居室6畳~8畳、トイレ、風呂、押入れ1か所、掃き出し窓1か所、
この間取りであれば、1人暮らしは不自由なくできるサイズです。
しかし、部屋のサイズが正方形と長方形では、使い勝手が変わります。正方形タイプの部屋の場合、ベッドを配置する場合、押入れが開かないといった事が発生することもあります。
6畳:約360cm×約270㎝
短辺方向にベッドを配置する場合、ベッドのサイズは210cmとし、既設の押入れが手前に両開きで開閉するタイプの場合、片側ずつ手前に60㎝開くとします。この場合、210+60=270㎝となり、理論上、6畳の部屋の場合ギリギリ開くといった事になります。
この場合、開閉は可能になりますが、実際のマンションの角には柱があります。
部屋の四隅のどこかに柱が入っている場合、掲載している6畳と書いていても実際の間取りが小さくなっている事があります。
下の図のパターンはよくあります。ベッドを壁に寄せるか、ベッドのサイズを小さくするか考える必要があります。
柱の場所によってはベッドを配置すると押入れが全開できないといった事態にもなるので、収納物も考え直さないといけなくなります。
次にユニットバス、セパレートについてご紹介します。
ユニットバスは風呂とトイレが同じ空間にあり、シャワーを使用するときはシャワーカーテンで間仕切りをします。一方、セパレートはお風呂とトイレがそれぞれ別の部屋にあります。
選べるならセパレートがおすすめです。ユニットバスの欠点を挙げると、お風呂に湯を張ってもシャワーと併用になる。お風呂の後にトイレに行くと足が濡れる。浴室が狭いといった欠点だらけです。唯一のメリットは家賃が安いことで、何年住むかで、我慢できるか考えましょう。
まとめ
今回は、間取りのサイズ、四隅の柱の有無、トイレの種別について紹介しました。
四隅の柱は建物毎に仕様が異なるので、内側に出ているかどうかを確認した上で家具の配置を検討しましょう。
次回は、方角についてお話します。